先輩★内緒の片思い
「武内にはいらないだろ」
「え、でも、誕生日祝いにバレーボールを選んでくれたのは武内だって真菜香が言ってたし、そのお礼、私まだちゃんとしてないから……」
「いいんだよ、あれはバレー部全員からのプレゼントだったんだろ?
だったら、武内だけ特別扱いすることないじゃないか」
「え、でも、南君にも買うんだし……」
私がそう反論すると、先輩はまた一つ、カゴからお土産を棚に戻した。
「だったら、南にも必要ない」
「えーっ、ちょっと先輩……」
付き合い始めて約3週間。
先輩の考えてること、まだよくわからない。
でも……
もしかして、やきもち?
いや、そんなわけないか。
私は戻されたお土産は諦めて、でもこれだけは諦められなくて、先輩に言った。
「え、でも、誕生日祝いにバレーボールを選んでくれたのは武内だって真菜香が言ってたし、そのお礼、私まだちゃんとしてないから……」
「いいんだよ、あれはバレー部全員からのプレゼントだったんだろ?
だったら、武内だけ特別扱いすることないじゃないか」
「え、でも、南君にも買うんだし……」
私がそう反論すると、先輩はまた一つ、カゴからお土産を棚に戻した。
「だったら、南にも必要ない」
「えーっ、ちょっと先輩……」
付き合い始めて約3週間。
先輩の考えてること、まだよくわからない。
でも……
もしかして、やきもち?
いや、そんなわけないか。
私は戻されたお土産は諦めて、でもこれだけは諦められなくて、先輩に言った。