先輩★内緒の片思い
でも、そんなことを言ったら、先輩に更にあきれられちゃいそうだから黙ってた。
自分でもわかってるんだ。
欲しくもないものを無理に買ってもしょうがない。
きっと、先輩とはこれから何度でもデートできる。
頼めば、先輩はまたここにも連れてきてくれるだろうし。
でも、
でもね、
わかってるんだけどね、
理屈じゃないんだよね……
私がはぁっとため息をつくと、エンジンをかけた先輩がごそごそとポケットを探った。
小さな紙袋を取り出して逆さにし、中身を手のひらに落としている。
なんだろ?
ぼーっと見ていると、手のひらから何かをつまみ上げ、私の目の前に差し出した。
自分でもわかってるんだ。
欲しくもないものを無理に買ってもしょうがない。
きっと、先輩とはこれから何度でもデートできる。
頼めば、先輩はまたここにも連れてきてくれるだろうし。
でも、
でもね、
わかってるんだけどね、
理屈じゃないんだよね……
私がはぁっとため息をつくと、エンジンをかけた先輩がごそごそとポケットを探った。
小さな紙袋を取り出して逆さにし、中身を手のひらに落としている。
なんだろ?
ぼーっと見ていると、手のひらから何かをつまみ上げ、私の目の前に差し出した。