先輩★内緒の片思い
「あー、うん。
それでいいと思う……」



真菜香の言うとおり、今のは完全に八つ当たりだった。


反省――



「あとはー、
そうそう、優希、野田っちから借りたアルバムとノート持ってたよね、ちょっと見せて」


真菜香に言われて私はかばんからそれらを出した。


アルバムを開いた真菜香は、ページをめくりながら言った。


「あ、お酒飲んでるね。
缶ビール置いてあるよ、ほら。
お酒は未成年の私たちじゃ買えないだろうから、野田っちに頼んでもらおう」


私はノートの方を見てみた。


会計が細かく載っているページがあった。


「40周年の時は、出席者252人だって。
あ、このときも飲み物は料理と別に買ってるよ」


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