先輩★内緒の片思い
卵を探して奥へ向かった私は、突き当りでドリンクを取り出している人を見て、思わず足を止めた。
「岸谷先輩!」
コーラのボトルを1本取って振り向いた人は、ほかでもない岸谷先輩だった。
「……おう」
先輩は私を認めると、軽く会釈してくれた。
つい今しがた考えていた人を目の前にして、私は固まってしまった。
なにか気のきいたことでも言えればいいんだけど、何も出てこない。
「あ、えと、今さっきまで真菜香と一緒だったんです。
今年のOB・OG会の打ち合わせをうちでしてて……」
とりあえず、事実を述べた。
「岸谷先輩!」
コーラのボトルを1本取って振り向いた人は、ほかでもない岸谷先輩だった。
「……おう」
先輩は私を認めると、軽く会釈してくれた。
つい今しがた考えていた人を目の前にして、私は固まってしまった。
なにか気のきいたことでも言えればいいんだけど、何も出てこない。
「あ、えと、今さっきまで真菜香と一緒だったんです。
今年のOB・OG会の打ち合わせをうちでしてて……」
とりあえず、事実を述べた。