先輩★内緒の片思い
◆◆◆・・……



ベッドの上でぐったりしている女から、汗でぴったりとはりついた肌を引きはがし、重い体を起こした。


俺はシャワーを浴びにバスルームへ向かった。



さっぱりして髪を拭きながらベッドに戻ると、タオルケットで体を隠した葉子が気だるげに俺を見上げてきた。


「修一って終わるとすぐシャワー浴びるよね」


「あ?ああ、汗で気持ち悪いからな」


それがどうかしたか?


「葉子も浴びてくれば?」


「……もうちょっと休んだらね」


葉子は寝返りを打った。



大学の午前中の講義が休講になって、葉子の部屋に来て2時間ほど。


時計に目をやると、12時を少し過ぎていた。


「どうする?昼飯どこかに食べに行くか?」


「うん……、そうねえ……」


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