先輩★内緒の片思い
真菜香はほっとした表情で、でもちょっと怒ったようなそぶりも含めて私の顔を見た。
ごめんね、真菜香。
私は真菜香に小さく肩をすくめてみせた。
すると、真菜香もわかってくれてみたいで、微笑んで小さく頷いてくれた。
親友だと、口に出さなくても目で会話できてこういう時便利。
でもね、私、南君のさっきのセリフ、まんま同じこと思ったことあるんだよね。
岸谷先輩の家での姿を毎日見られて、真菜香はいいなあって。
なんか、そういう点では私、南君に大いに共感できるんだ。
「それよりさあ、岸谷先輩って――」
南君はまだまだ岸谷先輩情報を聞きたいみたいで、それ以降も昼休みの間じゅう、真菜香を質問攻めにしていた。
ごめんね、真菜香。
私は真菜香に小さく肩をすくめてみせた。
すると、真菜香もわかってくれてみたいで、微笑んで小さく頷いてくれた。
親友だと、口に出さなくても目で会話できてこういう時便利。
でもね、私、南君のさっきのセリフ、まんま同じこと思ったことあるんだよね。
岸谷先輩の家での姿を毎日見られて、真菜香はいいなあって。
なんか、そういう点では私、南君に大いに共感できるんだ。
「それよりさあ、岸谷先輩って――」
南君はまだまだ岸谷先輩情報を聞きたいみたいで、それ以降も昼休みの間じゅう、真菜香を質問攻めにしていた。