先輩★内緒の片思い
私も真菜香もシートベルトを閉めると、車はすべるように走り出した。
まずは、家の方向が違う武内と南君と待ち合わせた最寄り駅へ。
2人を拾ったあと、先輩の彼女さんの家へ向かった。
「自分の彼女だけはちゃんと家まで迎えに行くんだから」
真菜香がからかうと、岸谷先輩はさして気にした風もなく、
「嫌なら降りろ」
とひとこと。
でも、彼女さんの家は海へ行く通り道で、わざわざ遠回りしたワケじゃないみたいだけどね。
後部座席では、岸谷先輩ファンの南君がソワソワしていた。
気持ちはすごくよくわかる。
私も岸谷先輩の運転する車に初めて乗せてもらって、運転する岸谷先輩のかっこよさにドキドキしていた。
でも、南君は私以上みたいで、しばらくは大人しかったけど我慢できなくなったようで岸谷先輩に話しかけた。
まずは、家の方向が違う武内と南君と待ち合わせた最寄り駅へ。
2人を拾ったあと、先輩の彼女さんの家へ向かった。
「自分の彼女だけはちゃんと家まで迎えに行くんだから」
真菜香がからかうと、岸谷先輩はさして気にした風もなく、
「嫌なら降りろ」
とひとこと。
でも、彼女さんの家は海へ行く通り道で、わざわざ遠回りしたワケじゃないみたいだけどね。
後部座席では、岸谷先輩ファンの南君がソワソワしていた。
気持ちはすごくよくわかる。
私も岸谷先輩の運転する車に初めて乗せてもらって、運転する岸谷先輩のかっこよさにドキドキしていた。
でも、南君は私以上みたいで、しばらくは大人しかったけど我慢できなくなったようで岸谷先輩に話しかけた。