先輩★内緒の片思い
しばらくすると、葉子さんが戻ってきた。


「あー、もうみんな若いわあ。
ついていけなーい!」


そう言って、私の横に座りこんだ。



彼女さんが戻ってきちゃったんじゃ、私はここにいられない。


秘密の楽しみはおしまい。


私は心の考えなどおくびにも出さずに明るく葉子さんに答えた。


「そんなぁ、たった2歳しか違わないじゃないですか!」


私が笑顔で言うと、葉子さんは大げさに首を振った。


「その2歳が大きいのよ!」


「そんなことないですよー。
じゃあ、今度は私が行って来ますね!」


「うん、いってらっしゃーい!」


葉子さんに送り出され、私は真菜香たちのもとへ戻った。


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