短*可愛い彼女



そんな女の子こそ杏だった。



杏は面接の時こそなんにも感じもせず、ただ部下の対象としか見れなかったものの、エレベーターで一緒になった時のあの笑顔が今でも俺の脳裏から離れないぐらい印象に残ってる。  



自分ではたぶん気付いていないだろう。



でも、あの時のまぶしいぐらいのあの笑顔に俺は、一瞬で恋に落ちたんだ。   



確かに杏は周りからすれば、地味な子かもしれない。けど、絶対に中身を知ったら恋に落ちると思うんだ。



そんな事を考えていたときだった。












 
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