先輩と私
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「また、真理ちゃんはあっくんのこと待ってんの?」
「はい。」
「んーー!健気!!あっくんには、勿体無い!」
何かに、感動している伸ちゃん先輩。
「それには、賛成です。須藤先輩」
さっきまでだんまりを決め込んでいた沙樹ちゃんも話に混ざってきた。
「だよなー。料理美味くて勉強できて優しいし、しかも美人!」
「の、伸ちゃん先輩!そんなことな「先輩と同じというのは、この上なく屈辱ですが賛成です」
「へ?」
「ついでに言わせて戴くと可愛いも入れて戴きたいですね」
いやいや、おかしいでしょ。
わざわざ、こんなところで気が合わなくても。
「おお、忘れてた」
「真理は、運動が壊滅的というのを除けば欠点を探す方が大変ですから」
沙樹ちゃんキャラ変わってない?
「いや、欠点は他にもあるんだなあ。これが」
伸ちゃん先輩が自慢げに話す。沙樹ちゃんを見ると、ちょっとイラってなったのが分かる。伸ちゃん先輩は、気づかずに高笑いしている。
「なんですか?」
「ふっふっふっふ」
「いいから言え。あ、間違えた。言ってください」
沙樹ちゃんが伸ちゃん先輩の頬を殴った。
そのせいで、椅子から落ちる伸ちゃん先輩。よほど、痛かったのか、頬に手をあてている。
「痛てて。真理ちゃんの欠点は、男の趣味です」
打たれ強いな。伸ちゃん先輩。
「あー、なるほど」
「え、沙樹ちゃんも!?」
これは予想外。言ってはなんですが、男性の趣味はけっこう自信がある。
「あっくんはいい奴だよ?だけど、なんていうか、好きなのはどうなのって思うわけですね。俺は」
「真理には、似合わない。井上先輩が悪いんじゃないけど、真理とは、似合わない」
「そんなことないです!」
そんなに、先輩と似合ってないことはない!………はず。
でも、先輩って、カッコいいし、優しいし、運動できるし、面倒見良いし。……………あれ。
「どしたの?真理ちゃん?」
「真理?」
似合ってない?ていうか、釣り合ってない!?いや、付き合ってるわけじゃないけど。でも、悔しいかもしれない。
「沙樹ちゃん。伸ちゃん先輩。ど、どうしよう」
「「いや、なにが?」」
2人の声がハモった。
その後、盛大に舌打ちが聞こえた。
「はい。」
「んーー!健気!!あっくんには、勿体無い!」
何かに、感動している伸ちゃん先輩。
「それには、賛成です。須藤先輩」
さっきまでだんまりを決め込んでいた沙樹ちゃんも話に混ざってきた。
「だよなー。料理美味くて勉強できて優しいし、しかも美人!」
「の、伸ちゃん先輩!そんなことな「先輩と同じというのは、この上なく屈辱ですが賛成です」
「へ?」
「ついでに言わせて戴くと可愛いも入れて戴きたいですね」
いやいや、おかしいでしょ。
わざわざ、こんなところで気が合わなくても。
「おお、忘れてた」
「真理は、運動が壊滅的というのを除けば欠点を探す方が大変ですから」
沙樹ちゃんキャラ変わってない?
「いや、欠点は他にもあるんだなあ。これが」
伸ちゃん先輩が自慢げに話す。沙樹ちゃんを見ると、ちょっとイラってなったのが分かる。伸ちゃん先輩は、気づかずに高笑いしている。
「なんですか?」
「ふっふっふっふ」
「いいから言え。あ、間違えた。言ってください」
沙樹ちゃんが伸ちゃん先輩の頬を殴った。
そのせいで、椅子から落ちる伸ちゃん先輩。よほど、痛かったのか、頬に手をあてている。
「痛てて。真理ちゃんの欠点は、男の趣味です」
打たれ強いな。伸ちゃん先輩。
「あー、なるほど」
「え、沙樹ちゃんも!?」
これは予想外。言ってはなんですが、男性の趣味はけっこう自信がある。
「あっくんはいい奴だよ?だけど、なんていうか、好きなのはどうなのって思うわけですね。俺は」
「真理には、似合わない。井上先輩が悪いんじゃないけど、真理とは、似合わない」
「そんなことないです!」
そんなに、先輩と似合ってないことはない!………はず。
でも、先輩って、カッコいいし、優しいし、運動できるし、面倒見良いし。……………あれ。
「どしたの?真理ちゃん?」
「真理?」
似合ってない?ていうか、釣り合ってない!?いや、付き合ってるわけじゃないけど。でも、悔しいかもしれない。
「沙樹ちゃん。伸ちゃん先輩。ど、どうしよう」
「「いや、なにが?」」
2人の声がハモった。
その後、盛大に舌打ちが聞こえた。