依存ごっこ
出会い~ガラムの香り~
知人宅で行われた小さなホームパーティー。
無数の針を体中に貼り付けたような ちょっと殺気立ったような 異様なオーラと、
甘ったるい香りをまとい彼は現れた。
「どーも」 と気だるそうな感じの挨拶をした彼は、私の横に腰をかけた。
彼から発せられる 何か異常なまでものバリアを察知した私は、
この人にはあまり関わらないでおこうと思った。
とにかく直感的にそう思ったのだ。
そんな事を思っている私を見て きっと、
つまらなそうにしてるヤツだなと感じだんだろう。
他の人の話を聞いてうなずいてる私をみては 「ほんと興味なさそうだな」 と度々毒づくのだ。
正直イラついた。
いつも周囲を観察ばかりしている私が 逆に他人に観察され続けていたことに腹立ったんだろうと思う。
ある瞬間から、彼が私に対して突然バリアを一枚剥がした。
彼の甘ったるい香りの原因は、吸っているタバコ「ガラム」のせいだったんだけれど、
私と同じ愛煙家だったのだ。
禁煙の部屋なのでタバコを吸おうと外に出た私に、彼もついてきた。
先程とは打って変わって、柔らかな穏やかなオーラに変わっていた。
彼が私から何を感じ取ったのかは定かではないが、
警戒心を解いてくれた様子だった。
無数の針を体中に貼り付けたような ちょっと殺気立ったような 異様なオーラと、
甘ったるい香りをまとい彼は現れた。
「どーも」 と気だるそうな感じの挨拶をした彼は、私の横に腰をかけた。
彼から発せられる 何か異常なまでものバリアを察知した私は、
この人にはあまり関わらないでおこうと思った。
とにかく直感的にそう思ったのだ。
そんな事を思っている私を見て きっと、
つまらなそうにしてるヤツだなと感じだんだろう。
他の人の話を聞いてうなずいてる私をみては 「ほんと興味なさそうだな」 と度々毒づくのだ。
正直イラついた。
いつも周囲を観察ばかりしている私が 逆に他人に観察され続けていたことに腹立ったんだろうと思う。
ある瞬間から、彼が私に対して突然バリアを一枚剥がした。
彼の甘ったるい香りの原因は、吸っているタバコ「ガラム」のせいだったんだけれど、
私と同じ愛煙家だったのだ。
禁煙の部屋なのでタバコを吸おうと外に出た私に、彼もついてきた。
先程とは打って変わって、柔らかな穏やかなオーラに変わっていた。
彼が私から何を感じ取ったのかは定かではないが、
警戒心を解いてくれた様子だった。