DEAR...


「く、ち…?」



俺の言葉の意味がわからないみたいに姫は聞き返してきた。



「フェラってこと。」

「…やだ」



姫は意味がわかったみたいで俺から離れようとした。



「シて?」

「や、だぁ…」



姫は泣き出しそうな顔をしながら必死に俺から離れようとする。


そんな姫を抱き締め頭を撫でた。



「誰にも言わないから」
「…でも……」

「俺が姫に嘘吐いたことないだろ?」

「…うん」

「だから…な?」

「…わ、かった」



姫は膝を突いて俺の前に座りベルトに手を掛けた。


その手は震えてた。


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