DEAR...


『光輝が好きなわけ?』

「好きじゃない…」

『俺は?』



遼のこと?


私は遼のこと…



「好きじゃ、ない」



遼のこと好きだけど思わず嘘を吐いた。



『なら二度と話しかけるな!』

「え、ちょ…りょ……」



遼がそれだけ言うと電話は切れた。



電話が切れた後


私はまた自分を傷付けた。


明日になれば遼は何もなかったように話しかけてくるって思った。


でも遼は話しかけてこなくて光輝君からも呼び出されることもなくなった。

私は遼と話せないことがツラくて苦しくて色んな男の子と体の関係を持った。


だけどツラサや苦しさは消えることはなく


自分を傷付けて楽になろうとばかりしてた。


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