DEAR...

「…い……遼平！」

「え…」

「ぼーっとして、どうした？」



光輝たちと姫菜の話をしていたら
いつの間にかボーっとしていた。



「いや…何？」

「呼んでるらしい」



光輝が指さした方を見ると教室の出入り口に可愛いって有名で


姫と同じクラスの泉玲花（ｲｽﾞﾐﾚｲｶ）が立っていて


俺は泉に近づき声を掛けた。



「何？」

「あ、あの…浜野さんと別れたって聞いて…」

「だから？」



泉が何を言いたいのかはなんとなくわかる。



「付き合ってください」


…
やっぱり


姫と別れたって噂が広がってから告られることが多くなった


別に姫と付き合ってたわけじゃないけど…



「あー…わる…」

「上西君が…」



断ろうとした俺の声を泉が遮った


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