DEAR...


「せんせーい、気分悪いから少し休んでもいい?」

「姫菜……久々ね」



保健室の先生は私の顔を見て驚いたけど
すぐに笑顔を見せてくれた



驚くのは当たり前だと思った


前はよくサボリに来ていたのに三年になってからは来なくなった



「確かに顔色、悪いかね
少し寝て行きなさい」

「はーい」



カーテンで仕切ってある一番奥のベッドに寝転がった





最近…いつ、あの男に殴られるかわからなかったから寝ていたなかった


寝ていても突然、起こされて殴り飛ばされることがあったから寝れなかった


だけど、ここにはあの男がいないから
すぐに眠りに突くことが出来た


.
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