再生
~FLASH BACK~

『ねえ、仁志、仁志ってば!』

『仁志、呼んでるよ~』

『うるせえな…何だよ』

『話があるの』

仁志のそばにいた不良達が、口笛を拭いた。

『お熱いね~!仁志!』

仁志は不良達を睨みながら、しぶしぶ夏実の後を付いて来た。

屋上まで着くと、仁志が聞いてきた。

『何だよ、話って』

『……どうしちゃったのよ?仁志』

『は?何が』

『…その格好!それとあんな不良達なんかと付き合って!』


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