再生
~FLASH BACK~

『駄目です、そんなもの、女がやるスポーツではありません』

『どうして?ソフトボールは女子の為のスポーツなのよ!ねえ、お父さん』

『うん?ああ…』

夏実は溜め息をついた。

父は新聞を読み続けている。

父に助けを求めても無駄だ。

『あなたの為を思って言っているんです!女の子は女の子らしくなければいけません!だいたい、部活動をしていたら、教室の手伝い、出来なくなるじゃない』

『そんなの、私じゃなくても良いでしょう?』

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