再生

『やめなさいよ。みんなあんたのこと、恐れてるわよ。チームの雰囲気も大事でしょ』

『甲子園出場の為にはこれくらい当たり前だ』

『夏実の言う通りかもしれないよ。最近、チームがバラバラな気がする』

『あいつら、意識が薄いんだ』

夏実と裕太は眼を合わせてため息をついた。

仁志の優勝への意欲は並大抵ではない。

それが空回りしなければ良いのだけれど。

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