先生×自分
「…ますます好きになりましたよ、南さん」
「ありがとう」
そう言って、とりあえず自分の家に向かった。
タクシーを拾って、向かっている途中…溝川が呟いた。
「初めて好きになったんだ」
「…」
「好きで、振り向いてほしくて…でも嫌な思いしかさせてなかったね」
確かに。嫌なことばっかりしてたしね。でも、良いこともしたじゃないか。
「手の傷、血を止めようとタオル巻いてくれて…泊まらせてくれて、自分を安心させてくれたりしてくれたから許す」
今回だけ、特別に許してあげる。
今回だけだから。
「俺も宮沢が好きだわ」
木田先生が呟いた。
「何なんですかね、今日は。告白が多い日なんでしょうか?」
三人、顔を見合わせて笑いあった。
「ありがとう」
そう言って、とりあえず自分の家に向かった。
タクシーを拾って、向かっている途中…溝川が呟いた。
「初めて好きになったんだ」
「…」
「好きで、振り向いてほしくて…でも嫌な思いしかさせてなかったね」
確かに。嫌なことばっかりしてたしね。でも、良いこともしたじゃないか。
「手の傷、血を止めようとタオル巻いてくれて…泊まらせてくれて、自分を安心させてくれたりしてくれたから許す」
今回だけ、特別に許してあげる。
今回だけだから。
「俺も宮沢が好きだわ」
木田先生が呟いた。
「何なんですかね、今日は。告白が多い日なんでしょうか?」
三人、顔を見合わせて笑いあった。