先生×自分
「うん、そうだね」

自分達は笑った。
この人にも人の心はあったんだ。


「…それより、あの馬鹿共を」


「うん…」

あの馬鹿三人は、騒いでいたから物がかなり散乱していた。

「…皆」


「「「ん?」」」


「床」

三人はチラリと床を見た。
表情はやってしまった。という顔をしていた。


「さて、どうしようか」


お仕置きしなきゃいけないね。しかもヤバめのお仕置き。

「こんなに散らかして。誰が掃除するか分かってる?」


「おっ、俺達が掃除すっから!な?」

「お前が踏んでるものはなんだ?」


「え?」


要が踏んでいたのは、好きな本の作家さんにサインをもらった色紙を…


「それ、大切だったのに…」

「やっ!話せば分かる!」

分かる?分かるはずないだろう。
体で教えなきゃ分かるはずがない。


「みっちりお仕置きタイム」


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