先生×自分
「あーもう、荷造りしてよ」

大きなバッグを取り出して服などを入れた。

「また殴られたい?」

「「ごめんなさい」」

適当に必要なものを入れてバッグを玄関のほうに置いた。

「南、ただいま♪」

いきなりお父さんが入ってきた。

「おかえりなさい」


また抱きしめてくる。ていうか痛いよ、力強すぎ。

「あー可愛い♪」

いや、そんなことより離して。

「に…荷造りしなきゃ」


「そうだね!じゃあ私も手伝うよ」

「服とか…」

「原木、バッグある?」


後ろに立っている恐い顔した秘書の原木さんとやらに聞いたお父さん。

「ええ、あります。ヘリで向かうのですか?」

「いや、新幹線で向かう」


「新幹線…貸し切りにしますか?」

「ああ」

貸し切りって!
なんか落ち着かないような気がする。


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