先生×自分
何が…いいんだろう。

何で喜ぶんだ、要は。

とりあえず、頭撫でてあげる?いや、ありきたりか。けど、一応。

撫でてみる。

「え!?」

顔を真っ赤にして驚いている。
要の喜ぶもの…喜ぶもの…


「ダメだ。要、聞くがお前は何をプレゼントされたら喜ぶ?」

「…直球?うーん、俺はやっぱ…南といられたらって感じ」

考えていたのと違う。いつもの要ならふざけて変なことを言うのに。

今日は真剣で、男の要を見た。


大人だって思える。子供だった要がいない。



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