先生×自分
「あれ?南?」

いつもの要には戻ったけど…さっきの表情が頭から離れない。

要は自分を不思議そうに覗き込んでくる。
その要の頬をつねってみる。

「なっ!お前、何なの!?」


「人間」

「小学生か!」

だって、何なのって言われても。

「それ以外に何かない?」


「南からもらえるなら何でも♪」


…困る答えだ。
でも、まぁ何でもいいならいいか。

簡単そうだし。


「分かった」


香水とかがいいかな。要、香水とかつけてるみたいだし。

ワックスでもいいし…


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