先生×自分
「ほら、二人も」

「うー…」

「…ああ」

やっと起きたか。
遅刻しても知らないぞ。
美依と空は、高校生で空が3年。美依が1年。

空は、男子校。美依は共学。

「早くしな?」

リビングの扉を開けると要と先生がご飯を食べていた。

「早くしないと」

要と自分は、仕事があるんだよね。
やっと叶った夢…
アーティストに。

「ギター大丈夫?」

「おう。大丈夫」

本当かな?
昨日、仕事終わってすぐ寝ちゃってたじゃん。
まぁ、信じるか。

「行ってきます!」

先生は、すぐに行くかと思ったら…
キスされた。

「…いってらっしゃい」

「うん」

もう一回、キスをして行ってしまった。
恥ずかしいけど、嬉しい…かな。いや、こういうのってなんか…新婚さんがやるもんじゃ?
まぁ、それより…

「美依、空。早く早く」

「分かってるけどー!髪がぁ…」

ヘアーアイロンを使って返事をした美依。

本当、自分に似てないな。自分、こういうの使ったことないから…
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