先生×自分
「何すん…」

「水着、着ないんだろ?」

「だからって、泳ぐとも言ってないんだけど」

「…その格好…」

自分が着ている白いTシャツに黒の半ズボン。
要が顔を真っ赤にしながら自分を見ていた。

「ちょっ、南!」

水着を着ている平次が、要と同じように顔を真っ赤にしてタオルを持って自分に渡した。

「すっ、透けてる」

最悪だ。

プールから出ようとしたけど、要が自分の背中に抱き着いてきて出れない。


「離してよ」

「やだ。ほら、泳ぐぞ」

自分の腕を引っ張って水の中に潜った。

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