先生×自分
「絶対、嫌」

「えー…だって今…」

「…自分もナンパに…」

「ごめんなさい」


腕をつかまれて、引き寄せられた。

本当に行こうかと思った。
こんなとこで、しかも人が来たらって考えると…


「南~!俺、10人」

要がいきなり出てきた。
なんか、頬に口紅ついてる?

「俺は16」

木田先生は余裕顔で要の後ろに立っていた。

「僕、19っ」

溝川も笑顔でやって来た。
ちょっと、イラッときた。

「俺、24」

隆幸さんも、余裕顔でタバコを吸いながら皆を馬鹿にした。


…残る一人。


「私はねぇ…38」

納得出来るかも。
いや、何となくこの人が勝つんじゃないかなって思ってた。



< 244 / 353 >

この作品をシェア

pagetop