先生×自分
「嘘言ってんじゃねぇよ、親父」

隆幸さんがお父さんの胸倉を掴んで叫んだ。

「嘘じゃないもん。ほら、証拠に」

携帯をポケットから取り出して、写メを皆に見せる。

女の子と密着しながら、撮ったものが38枚。

確かに…やっぱり凄い、この人、凄すぎる。


「これが嘘か?」

「…けっ」


誰よりも凄い。
お父さんは自分に抱き着いてきた。


「イギリス、行こうね?」


ある意味、この人で良かった。
要達だったら、デートとか…絶対言いそうだ。


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