先生×自分
夕方になると、人はいなくなってきた。


「そろそろ帰ろうか」

「何か…あっという間だったね」

「寂しいもんだ」


真っ赤な太陽が沈む所を皆で見つめていた。

雲も吸い込まれていく。


「また…あるんじゃないの?」


イギリス、行くんでしょ?

一気に皆の顔が輝いた。


「ほら、また計画しなきゃ」


帰りは、お父さんの第二秘書の人がヘリを用意してくれたおかげで、すぐに家に帰ることが出来る。


ヘリの中、皆は疲れているはずなのに盛り上げようとしていた。

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