先生×自分
「なぁ、南」

「何?」

「スッキリした?」

「…は?」

「いや、スッキリした顔をしてる」


…まぁ、ちょっとはスッキリした。

要の頬をぶにぶに触った。

「いいなぁ、僕にもして欲しい」

溝川は笑顔で言った。
…嫌だ。変なこと考えてそうだし。


「ビンタなら何発でも」

「いいよ。僕、ドMだから」


…ゾッとした。
本気で言ってるみたいだし…怖い。

とりあえず関わらないほうがいいよね。


「南…」

「何ですか?」

隆幸さんが自分の手を掴んで、手の甲にキスをしてきた。

うっ、この人とも関わりたくない。

< 248 / 353 >

この作品をシェア

pagetop