先生×自分
皆から離れて、話をする。


「あなたですね」


《さぁ…あなたも吉田と関わっているのですから、それくらいで驚かないで下さいよ》


「あなたの復讐劇に付き合ってる暇はない」


《復讐劇…まぁ、それにも近い。ですが、そんな簡単なことではないんですよ》


お父さんを憎んでるのは分かる。あとは…お母さんのこと。

何を言いたい?
何をしたい?


《聞きたいですか?》


「ええ」


《では…明日の午前10時にお迎えに参ります》


「…言ってもいいですか」


《はい》


「あなたに貴志さんを抜くことは出来ない」


どんなに頑張っても、貴志さんより上には行けない。


< 254 / 353 >

この作品をシェア

pagetop