先生×自分
「死ぬつもり?」

「ええ。クレアも待って…」

「待ってない」


待ってる?
そんなはずないから。

死んだ人間が、待つはずないでしょ。


それに、クレアさんは死んでいる…?


「関係ない人間が…」

「関係ある。ここは、貴志さん家だから。勝手に人ん家で死ぬことは許さない」


警察に疑われるでしょ。

殺したのかとか、絶対そんなことあってはいけない。


天海に銃を向けた。


「撃ってください」


「そのつもりです」


天海に撃つと、すぐに倒れた。
よし、もう爆弾は諦めよう。


天海を担いで、外へと走った。
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