先生×自分
「え、ちょっと…」


お父さんがついて来る。

心配かけてっ。

どこか行くなら、置き手紙くらいねぇ…


「ちょっーと、電話してただけ」


「電話?」


朝っぱらから?


「ヤキモチ焼かなくてもいいからね?」


誰が焼くか。
焼くと思ってるの?

お父さんの脚を蹴って、皆がいる部屋へと戻る。


本当に心配したんだから。


「心配かけたので…お詫びとして、私から…」


「いらないっ」


「拒否しないの」


抱き着いてくるのがお詫び?

いらないから、そんなの。


< 304 / 353 >

この作品をシェア

pagetop