MIXture☆special
エリートの軌跡


「では、失礼致します。」


電話を終えると、再びPCに取り掛かった。




俺は、松岡 哲――



外資系企業で試作部に勤める、イチ・サラリー。



研究と開発で、結構忙しい日々を送っている。




平日は大体、深夜近くの帰宅だし。


下手すると、休日も潰れる事のある部署。




ここに勤まる人間は、ある意味特殊かもな?



まぁ…、そんな仕事漬けの毎日の中で。




楽しみを、見つけたんだけど・・・?







「松岡さん、どうぞ!」


「真帆ちゃん、サンキュ!」




コト――

置かれたマグカップから、芳ばしい香りが立ち込めている。





< 10 / 35 >

この作品をシェア

pagetop