MIXture☆special
RISK~恋患い~
「ねぇ、涼雅ーー?
アレも欲しぃぃい!」
外商のお勧めに、キャーキャー騒いで見ているヤツ。
「あぁ、買えば――?」
すっげぇ、下らねぇ――
この世界の女なんて…、こんなヤツらばかり。
「キャー、涼雅大好きぃい!」
ギュッ――
ドギツイ香りを漂わせ、抱きついてくる女。
香水撒きすぎで、クサイし・・・
「あぁ、分かった――」
サッと肩に手を置いて、ソイツを引き離した。
「もぉ~、涼雅ってばぁー」
語尾を態々延ばして、拗ねる女。
・・・ワザとらしい。
騙されるとでも、思っているのか?
オマエが好きなのは、金だろ――?