サバサバ×S
にしても、さっきから何か忘れてるような気が…

あ…

「バイト!」

やべー忘れてた…

「なに!?バイト始めたの!?」

「うん!ごめん!初っ端遅れたらさすがにヤバいから先帰る!!」

それだけ言い残しチャリをこれまでにないスピードでこいだ。


  間に合ったー…


今日からコンビニのバイトを始めた私。

「めんどくさ…」

店長らしき人にレジのやり方を一通り教わって

ぼーっとレジに立ってお客さんを待ってた…その時


「癒那じゃん!」

「…生きてたんだ…」

「うわっ超ひでえ!」


この人…双麻(そうま)は中学での唯一の元カレ。

見た目はチャラい感じがするけど
まぢでいいやつ。

「なに?ここでバイトしてんの?」

「うん。今日からねー」

「んで?」

…んで…?

「んで?ってなによ…」

「恋に決まってんだろー!」


いや…決められた覚えないし…


「恋ねー無理だわ」

「なんで!?」

「なんでって…こんなあたしだし…好きになってくれたの双麻ぐらいだよ。」

「お前さあ…もっと自分に自信持てよ…まあ可愛い系ってよりキレイ系だよなー」

「はいはい…どーも」


話しをしているとお客さんが来たので双麻とはバイバイした。


おもしろかったなー
たまにはメールでもするか
と考えながらもバイト終了。


「働いた働いた♪」
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop