ホスト様に拾われて


「よーし、準備おーわり!!」




過去にトリップさせていた意識を



慌てて戻す。



グラスを磨いていたはずの手は止まり



いつの間にか店内も綺麗に掃除されていた。




「李紗、そのグラス頂戴」



『あ…はい』




ニッコリと笑ってあたしからグラスを受け取…らない!?



翔さんの手はあたしの腕を掴んでいた。


< 106 / 363 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop