ホスト様に拾われて


冷蔵庫から飲み物を取り出し



それを持って、冬夜君の向かい側にあるソファに腰掛ける。






お互い、口を開かずに



雑誌をめくる音だけが部屋に響く。






こういう沈黙、嫌い。





『ねぇ、冬夜君』




雑誌からあたしへと彼の視線が移され



真顔が笑顔になった。






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