ホスト様に拾われて
「落ち着けって。全部話すから」
『う・・・わかった』
話をするために、さっきあたしが座っていたベンチにまた座ることにした。
深呼吸をして、ちょっと気持ちを落ち着かせる。
そして、様子をみながら翔は話し始めた。
「まず、言っておくけど。俺は李紗のこと、愛してる」
いきなり言われて、ばっと顔を翔のほうへ向けると
翔の顔は、真剣だった。
「だから、他の女なんて眼中にない」
『・・・だから、フロア?』
「勘違いしてるけど、昨日フロアには出てないよ?」