殺人許可日
このまま雪子ちゃんを見てると…

今すぐでも

殺したくなっちゃう。


そう思ったあたしは雪子ちゃんから離れた。


開始までに殺したら普通に罪に問われるもの。


なんであんたの為にあたしが罪に問われなくちゃいけない。

ばかばかしいでしょ、そんなの。

だって、こんなに待ったのよ?


少しくらい待てるわ。


しばらくすると汚い男の声がホールに響いた。


「皆さん!お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます!」

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