殺人許可日
「待て」


後ろで若い男の声がした。


バッと振り返ると…男が立っていた。


20代後半に見える痩せた男は歯ならびの悪い口を歪ませて笑っている。


リストバンドはー…



青色だ。



Aランクじゃん…!


「君にきーめた!」


男は木刀を取り出し、あたしの顔を向けニッコリ笑った。
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