殺人許可日

「ちっ」

足元近くに打たれ驚いて体制を崩したあたしに少女が近づく。


銃をあたしの頭にカチリとあてがった。


「ねえ…質問していいかな?」

少女を見上げながらあたしは笑った。

少女も微笑み頷く。

よく見れば美少女ね…。

「あたしを殺す理由は?」

「…理由なんてないわ。…あなたがただ目の前にいた、ただそれだけ」

悪びれもなくそういう少女に吐き気がした。

ため息とともに呟く。

「…運が悪かったのね」


「は…?」


バン!!!!!!!



「あなた」
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