利緒菜と悠のラブ♥シアター
「俺はお前のために言ってんだよ!」
「意味わかんない!!悠のことなんか知らないよ!私は…////」
「俺のこと知らないって最低だな!」
「知らないって!!だって私のことなんか心配する方がおかしいじゃん!」
「見損なったぜ。俺の知ってる梨緒菜はそんなんじゃなかった!」
「悠の知っている私ってわかんないよ!最近、仲良くなったばっかりなのに何が分かるっていうのさ。ほっといてよ!しかも、私の恋に入ってこないでよ!!」
「俺はお前のこと知ってるから言ってるんだよ!ずっと前から知ってる!!なのにお前は気づかなかったし、龍也のことでいっぱいで…。そういう、お前こそ。俺のこと考えたことあんのかよ!!」
「考えてたょ…」
「えっ?!」
「振られてどうしようってずっとずっと思ってた。何もかもが上手くいかなくって…。でも、悠と出逢ってから少しずつ変わってたんだよ。だって悠はいつも笑ってて、みんなと仲良くってすごく引かれたの。何もかもがあなたでいっぱいになりそうだった。」
「……」
「でも…今、そんな大切な人を傷つけた。私っ…自分のプライドばっかりで最低だったよね。悠のことなんて考えてなかった。もう…嫌いになったよね。ごめんね。
・・・・・・さようなら。」
そう。
私は好きな人を自分のプライドで踏みにじった。
最低だ。
その場を去ろうとしたその時。
悠の腕は、あたしを捕まえていた。