利緒菜と悠のラブ♥シアター
3.軽い女…。
「ただいまっ★」


って誰もいるわけないか。
パパ&ママ出張だし、兄ちゃんは彼女とお泊りだし-。

まぁ、1人でいいやっ★

出逢って数日で付き合うとかおかしいかな?
マンガみたいかな?
あたしって好きになるの早いかな…。
もっ・・・もしかして!
タラしになるのか?!
“軽い女”じゃん!

やばーーーーいっ。
でも、今まで以上に頑張る!
もう、離したくないもの。
愛をたくさんあげよっ♪


「お風呂でもはいろっかな。」



「はぁ~いい気持ち~」



あっ!!体ちゃんと洗ったほうがいい?
だって、付き合うってヤるってことじゃん!?まずい!!
いや。待てよ。
その考え、軽い女だよね?

いやいや。
万が一のことを考えると…
ん~…





トントン!!



「っ!!!」

は?
うち、誰もいないはずなのに。
もしかして…泥棒!!

うわぁ~怖い。


「利緒菜?いるか?」
「おっ!!おにいちゃん!?」
「いるのか。やけに静かだなぁって思って。」
「今日、彼女とお泊りじゃないの?」


…。
おとまりねぇ~…。
はずかしいな。
なんか(笑)

「あ、ああ。今から行くよ。今日、1人だろ?大丈夫か?」
「いや、全然大丈夫!!私には、悠くんがいるから♪」
「悠くん?」




ああああああ!
しまった。これは、大失態!
口を滑らしてしまった~。


「彼氏かぁ?」
「っ////恥」
「ふぅ~ん」


なんか、怖いんですが…?
早く、彼女のとこ言ってよ!

「んじゃあ。行ってきます~楽しんでね~」
「っっ////」


からかったな。
あのくそ兄貴!!
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