ずっと傍に。
「どうしたの?准兄」


そういう遥の顔が物凄い可愛くて。

つい、キスしてしまったね。


遥がだんだん顔が赤くなるのと同時に、

俺もだんだん正気に戻っていって。


その一瞬ですごく後悔した。


なにより遥が泣いてたからさ。

でも、

「私…准兄がずっと好きだった…」


そう言ってくれたときは俺、確実に夢見ててこれは妄想なんかじゃないかって、
思った。


俺も、遥がずっと好きだったから。


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