叶うはずの無い恋
もしかして・・・
中3の4月・・・

ついに訪れたクラス替えの発表

自分のクラスを眺めていると、権力者や運動が出来る人たちの集まりだった

その中に、彼女はいた




しかし、その時は何とも思わなかった


日々刻々と過ぎていく最後の中学生生活


担任は将来のことを考えて、ちゃんとやるべきことを耳にたこが出来るほど言う毎日




桜が散り、雨傘の季節を過ぎ、部活を引退し受験モードにはいるかと思われた


そのときも、好きな人は具体的に誰というのは無かった・・・






夏休みが近づき、三者面談や、各高校の体験入学だなんだと忙しくはなって来た・・・


夏休みの後半しかも終盤になってだ


運動会の練習が始まった



ウチの学校にはクラス対抗のムカデ競争があった




彼女は丁度、僕の前だった・・・




体を近づける度に彼女のシャンプーの香りが漂ってくる



何日かするうちに好きになっていた



そこからはその時間がずっと続いて欲しいいと何度願ったことだろうか









肩をつかむ時もそっと優しくつかむようになり、つめる時も包み込むように優しくしようと心がけていた自分がいた・・・




彼女がこけそうになったときは転ばないように押さえてあげたこともあった



後ろからこけてきたけども、僕のところで方向を横に強引にずらして彼女に怪我をさせないようにもしていた



こんな夢のような時が約2週間近く続いた・・・
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