幼なじみのヤンキー王子
「ねねちゃんが作ってくれたやつだと余計おいしく感じる~。」
そんなうまいこと言っちゃってさ。
「あ、夜一緒に花火見ような。亮馬も。」
「あ、うん…。」
「んじゃ、俺行くわ。」
「後でね。」
「おう。」
風太はクレープを頬張りながら去って行った。
クレープは思ったより大好評だった。
夜は、クラスのギャルたちが店の担当となっている。
「んじゃこっからはあたし達にまかせてぇ~。」
「あ、うん。ありがとう。」
私と那留はあがらせてもらった。