幼なじみのヤンキー王子



「あー…。俺、今日はこいつと二人で回るんで!!
 失礼しますー。……行くぞ??」




亮馬は再び私の手を取り、人混みをかき分ける。





”今日はこいつと二人で回るんで!!”



この言葉が私の頭の中でぐるぐると回る。






二人で…かぁ…。




なんて考えると自然に口元がゆるんでしまう。





きっと…




周りからは私達、カップルに見えるんだろうなぁ…。












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