幼なじみのヤンキー王子




「でも…ありがとう。」




私がそう言うと、笠原風太はじっと私を見つめて動かなくなった。





時が…止まったみたいに。





「…どうかした??」





「い、いや…何でもねぇよ…!?
 あ…じゃ、じゃあ俺帰るわ!!
 今日はいきなり邪魔して悪かったな!!
 あ、あした学校来いよ!!
 じゃ、じゃじゃじゃあ!!」




噛みすぎでしょ…。





「う、うん…。」





笠原風太はそう言って帰って言った。












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