幼なじみのヤンキー王子



「…ゴメン。もう少しこのままでいさせて…。」



ドキっ


いつもはふざけてばっかだけど、今回は…






真剣だった。





だから私は何にも言い返せなくて…。




気づいたら私は笠原風太の背中に手を回していた。





「俺…さ…。」




笠原風太が声を出す。






いつもとは違う、真剣な声。








< 82 / 174 >

この作品をシェア

pagetop