アリス図書館





「くるころだと思ったよ」










イオンがコツコツと靴音を鳴らしながらローズの前に現れた。








「昨日アリスの後をつけた時は驚いた。願いは本当に叶うの?」









優しい顔をしていたローズだったが、今のローズはアリスにたいする嫉妬心の表情。










「君の願いは?」







「私を女神にしてっ!アリスなんかよりも相応しい女神にっ!!」







「代償を貰う。それがどんな物でも構わないか?」






「構わないわよっ!」










イオンはニッとわらうと、ローズに代償の内容を告げた。









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